規模や品目 拡大応援

更新日:2018年05月30日

JA松本ハイランドは、自己改革の一環として農業所得増大と生産基盤強化を掲げ、JA独自の「農業元気づくり支援対策事業」で、生産者の規模拡大や新規作物の作付けを後押しして、評価を得ている。2018年度までの3カ年で1億6700万円余りの予算を組んで支援。栽培面積や出荷量の拡大を実現している。
この事業は、生産基盤の確立と規模拡大を進め、農業所得増大を目指すもの。ハウス設置や果樹類の苗木導入と園地整備、野菜類の作付面積拡大、農業機械導入など九つのメニューを用意。17年度までの2年間ですでに1億310万円を支援した。
中でも、安定的な農業経営に向けた施設栽培への転換や初期投資軽減を後押しする「ハウスリース事業」では23件、752万円の支援を行い、栽培面積が93アール拡大した。JAの推進品目と水田転作による規模拡大や新規作付けを支援する「野菜特産生産規模拡大支援事業」では170件、3701万円を支援し、栽培面積が65ヘクタール拡大した。
JAの17年度出荷量は、前年度に比べて葉洋菜で16%、根菜で4%、果菜で3%、それぞれ増加した。天候に恵まれたのに加え、同事業を背景に生産を伸ばした。
松本市島立地区で施設キュウリを栽培する就農4年目の生産者、百瀬謙一さん(44)は、同支援事業の「ハウスリース事業」と「野菜特産生産規模拡大支援事業」を活用して、施設キュウリの栽培面積を22アールほど拡大した他、18年度から新たにスイートコーン12アールを作付けした。17年度のキュウリ出荷量は、就農当初に比べ4倍近く増えた。
百瀬さんは「新規就農だと初期投資の負担も大きい。生産規模の拡大に一歩を踏み出そうとする背中をJAが押してくれた。生産規模を大きくしたいという農家をこれからも応援してほしい」と感謝と期待を示した。

規模や品目 拡大応援

JAの支援事業を活用して規模拡大した施設キュウリの生育を確認する百瀬さん

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