露地スイカ、定植始まる

更新日:2018年04月06日

JA松本ハイランド管内で露地スイカの定植作業が始まっている。3月下旬の高温と好天から例年より3日ほど早く、2日からスタート。管内239戸が計233ヘクタールに作付けをする計画で、7、8月の最盛期の市場供給を安定させるため、4月中・下旬をピークに7月上旬まで順次植え付ける。露地物の初出荷は7月10日ごろを見込む。
松本市波田で154アール栽培するJAすいか部会すいか研究部員の大月孝司さん(30)は4日に定植を始めた。母と叔母の3人で作業し、4、5の2日間で27アール、約1300本の苗を定植。大月さんは「定植後の温度管理が重要。保温と換気で小まめな温度管理をしながら、甘くておいしいスイカを育てていきたい」と意気込む。
育苗ハウスから出したばかりの苗は低温に弱く、気温が生育に大きく影響する。近年は天候の変動が大きく、4月下旬までは凍霜害の恐れがあることから、ビニールや不織布などを使った二重のトンネルを作り、凍霜害の対策を取る農家が増えてきている。
JA松本西部営農センターすいか指導統括の大月智幸さんは「凍霜害が心配される前日には、定植作業を見送るようメールなどを活用して生産者へ呼び掛ける。植え傷みがないようにサポートしたい」と話す。
JAは今年、100万ケース(1ケース2玉)を東京や大阪、名古屋、福岡などの市場に出荷する計画。出荷額は25億9000万円を見込む。
「JA松本ハイランドすいか」は、標高600~800メートルの火山灰土が堆積する、水はけや水持ちの良い土壌だけで生産。昼夜の温度差で糖度が増し、大玉で実の締まった、シャリッとした歯応えが特長だ。

露地スイカ、定植始まる

笑顔で定植作業を進める大月さん

このページの先頭へ