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松本ハイランド情報

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Vol.19 「どうして収穫が終わった畑の土を耕すの?」

こども:

ねぇ、このまえ大きなトラクターで畑の土の中に筋をつけているところを見たんだけど、あれは何のためにやっているの?

大人:

それは畑の土をくだいてやわらかくしている作業のことだね。それは、「サブソイラー」とか「プラソイラー」という農業機械を使って行う作業なんだけど、農作物をつくる上でとても重要な作業なんだよ。

こども:

むずかしい名前ねー。それはどうして重要な作業なの?

大人:

それはね、畑でトラクターによるロータリー掛けを何回もすると、耕したやわらかい土の下に硬い土の層ができてしまい、その硬い土の層が水はけを悪くして、農作物の根の成長を妨げてしまうんだよ。だからそれを防ぐために、硬くなった土の層をこわして土をやわらかくしてやることで、水はけがよくなったり土の中の酸素量が増えたりして、農作物が元気よく育つようになるんだ。

こども:

ふーん。トラクターで畑の土を耕しているのに、その土の下は硬くなっているんだ。だから畑の土をやわらかくして、また、おいしい農作物がつくれるようにしているんだね。

大人:

そうだよ。その他にも畑に堆肥などの有機肥料を入れて、来年の農作物の栽培のために畑の土に十分栄養を蓄えさせる作業など、収穫の終わった秋は畑の土づくりのための重要な時期なんだ。おなかがへ減るとご飯を食べるのと一緒で、畑も有機肥料で栄養をとって、来年もまたおいしい農産物をつくるんだよ。

かたい土の層をこわす作業のようす

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