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2012年01月[ハイランドニュース]

米穀事業を発展、研究成果交わす

研究発表に耳を傾ける参加者 JA松本ハイランドは24日、松本市南松本のJA営農センターで米穀指導係会議を開き、13人が出席した。米、麦、豆といった穀物の栽培試験結果など、1年間の研究内容を発表した。
JAでは、指導係一人一人が米穀事業に関わる研究を行っており、研究内容は管内の生産者の栽培技術向上に役立てている。新規需要米に対する品種として、県農業試験場で育種された水稲多収性品種「ふくおこし」の特性を調査した研究では、「コシヒカリ」に比べ10アール当たり185キロ(3.1俵)も多く収穫できたことや、倒伏が軽微で胴割れ米の発生が少ないことも挙げられた。
研究発表後は食味官能試験として、高温障害対策として期待されている「風さやか」や良食味品種としての期待が高い「つや姫」などの試食を行い、生産者に自信を持って勧められる品種であるかを検討した。

コンバイン、安全に使おう

コンバインの部品の脱着手順を確認する講習の参加者 JA松本ハイランドは25日、安曇野市堀金三田のJA全農長野営農研修センターで自脱型コンバインの整備講習会を行った。管内の生産者や職員など50人が参加。水田農業を主体とする地域の担い手や営農組合などのオペレーターが、正しい整備方法を学んだ。
講習会は、各メーカーの担当者が講師となり、運転前の点検から刈り受け刃の脱着、ベルト・チェーンの調製など、項目ごとに細かく確認した。農事組合法人小赤営農の加藤哲也さん(49)は「今までは掃除などの簡単なメンテナンスしかできなかったので、学んだ整備手順を今後に生かしていきたい」と話した。
同講習会は、管内の生産者から「農業機械の詳しい整備方法を学びたい」という要望を受けて開いた。正しい手順を確認することで、日ごろの日常点検や調整などに生かし、作業効率の向上と経費の削減、農作業事故の防止に役立てる。

初めてのおやき、手軽で楽しいね

アドバイスを聞きながら具を包む大学生 JA松本ハイランドが管内の若い女性を対象に開講している若妻大学が19日、松本市今井のJA今井支所で、地元の食材を使った「おやきづくり講座」を開いた。7人の大学生が参加した。
JA事業や暮らしに関する情報を地域に普及するくらしの専門委員を講師に招き、味付けのこつや生地にカレーを混ぜるなどの工夫を教わりながら、野沢菜・切り干し大根・おから、ナスの4種類の具で80個のおやきを完成させた。初めておやきを作ったという大学生は「思っていたより簡単にできたので、楽しかった。家で子どもと一緒に作りたい」と話した。
同大学は、豊かで明るい家庭作りと将来の地域リーダー育成を目的に開講。通常の講義の他に、地区単位で手芸や料理教室など特色のある支所教科を開いている。

仕事にやりがい、技術員が初交流会

交流会の様子 JA県営農指導者会議とJA県営農センターは、松本市南松本のJA松本ハイランドグリンパルで若手営農技術員交流会を初めて開き、県内11JAから38人の技術員が参加した。普段関わりの少ない他JAの技術員と親睦を深め、農産物の栽培技術や情報の共有がしやすい環境を整えることを目的に企画。JAを取り巻く環境や技術員としての役割などを学ぶ研修も行った。
グループディスカッションではコーヒーなどを飲みながら話し合いを行う「ワールドカフェ」と呼ばれるスタイルで、普段の業務で感じているやりがいや楽しみ、悩みなどを話し合った。今感じているやりがいを大きくするために何をすればいいかなど、具体的な行動についても意見を出し合った。
参加者の一人は「他地区の生産現場の話や同じ仕事をする仲間と思いを共有でき、仕事によりやりがいを感じるようになった」と話していた。

「寒たまご」で幸せな1年を、3直売所で初のイベント

地産地消の「寒たまご」のたまごかけごはんを振る舞う堀内養鶏部会長 長野県のJA松本ハイランド養鶏部会は20日、小寒から立春までの30日間に産まれた卵「寒たまご」をPRするため、同JA直営の農産物直営所「ファーマーズガーデン」やまがた、あかしな、うちだの3店舗で、「たまごかけごはん」を振る舞うイベントを初めて行った。卵と地元産米、味噌醤油(みそしょうゆ)蔵・丸正醸造と共同企画した特製のたれ「TKG(たまごかけごはん)ドレッシング」を用意し、卵のおいしさを客に伝えた。
この時期は寒さで鶏の産卵数が減る分、1個の卵が蓄える養分が多くなるとされ、昔から、この期間に産まれた卵を食べると1年間無病息災で過ごせると珍重されてきた。堀内清志養鶏部会長は「福を招く縁起物の寒たまごを食べて、1年間健康に過ごしてほしい」と話す。
安曇野市から買い物に来た堀内郁芳さん夫妻は「いつも、ここで卵を買っています。とてもおいしい。寒たまごが出ると季節を感じます」と話した。
「TKGドレッシング」は「たまごかけごはんに合うたれを作りたい」と、同養鶏部会が発案し、丸正醸造が製造に協力した。だしにかつお節を使い、県産大豆と小麦を合わせ、しょうがなどを効かせた。3店舗で数量限定で販売している。

リンゴ 新わい化で振興、栽培取り組み協議

新わい化の導入本数や面積、国の補助金などについて協議するメンバー JA松本ハイランドりんご新わい化プロジェクトは17日、リンゴの生産基盤を固めるため、2011年度を振り返りながら、来年度の振興策を話し合う会議を開いた。プロジェクトメンバーと果実指導係27人が出席した。
会場となった松本市南松本のJA総合営農センターでは、来年度に向けた栽培取り組みや今後の栽培方法などを協議し、来年度に導入できる新わい化の苗木本数や面積、国の補助金などの具体策を確認した。
あいさつで、山本英人プロジェクトチームリーダー(JAりんご部会副部会長)は「新しい栽培に向かってやるべきことをきちんとして、プロジェクトの成功に向けて進めていこう」と呼び掛けた。JAの清水敏郎副組合長は「農家の所得が減る中、新たな栽培に生産者のかける期待は大きい。JAもこのプロジェクトを農業振興の柱として、十分な支援をしながら、成功に導いていきたい」と述べた。
JAは昨年12月、国の補助事業「果樹経営支援対策」を活用した、リンゴ新わい化のフェザー苗の配布を初めて行った。植え付け方法や手順、注意事項などを説明する事前講習会も開くなど、新わい化栽培を通じた産地の再構築に向け、生産者とJAが一体となって取り組みを進めている。

野菜苗種まき、来月に生産者へ

野菜栽培に向けて始動した播種作業 JA松本ハイランド朝日支所育苗センターは16日、今年初となる野菜苗の播種(はしゅ)を始めた。苗は2月3日に生産者へ配布し、生産者が仮植などの管理を行い、3月に畑に定植する。5月上旬には東京、名古屋、大阪方面への出荷が始まる予定だ。
今回播種した苗は、同支所管内の生産者54戸から受注したレタス12万7000本、サニーレタス4万3000本、グリーンリーフ5万4000本、ロメインレタス5500本の計22万9500本。今後は仮植用苗の播種を3月中旬まで10日置きに行い、定植用苗を3月20日から5日置きに行う予定。キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなどの野菜は2月から播種を始める。
育苗を担う同JAの野菜指導係は「農家が省力でき、手取りを増やせるよう、良い苗を生産したい」と話した。

介護の悩みの種、寸劇で学び解決

ユーモアのある寸劇に笑顔があふれた会場 JA松本ハイランドが高齢者の生きがい学習の場として開いている「はつらつ大学」の講座が13日、松本市南松本のグリンパルで開かれ70人が参加した。
今回の講座テーマは介護。講師は松本市河西部地域包括支援センターと社会福祉法人松本ハイランドゆめの里福祉相談センター居宅介護支援事業所の職員が務め、両職員で構成する「劇団ほのぼの」が、「介護のはなし」と題した介護する側の人に視点を当てた寸劇を披露した。
この劇は、介護の手続きなどが複雑なことから、分かりやすく介護を伝えるため、同センターと同事業所の職員が介護劇を考案し、3年前に結成した。普段は公民館などで開かれる福祉ひろばの会場で披露しているが口コミで広がり、同事業所のある和田地区だけでなく、他地区にも出掛けることもある。同事業所の村石恭子所長は「介護は一人で抱え込まず、相談してほしい。これからも地域に貢献できる活動を展開していきたい」と話した。

組合員セミナー、講談師が登場

多くの組合員が参加したセミナー JA松本ハイランドは、2012年度2回目となる「いきいきライフ組合員セミナー」を同JAグリンパルで開催。300人の組合員が参加した。講談師の室井琴梅さんを招き、日本の食料問題の原点を探るため日本全国をはじめ、世界を旅した経験を基にした話を聞いた。
室井さんは「食料を生産する農業は世界のどの国でも大切にされている。農業を保護することは日本国民全体を保護することの認識で政治にあたってほしい」と国政に注文。講談「水戸黄門漫遊記」の名調子に乗せ「生産者の皆さんは農は国の基であることをPRして、TPP交渉参加阻止に向けて頑張ってほしい」とエールを送った。
組合員セミナーは、07年からスタート。冬の農閑期に2、3回開いている。

農業発展へ全力、新年祝賀で決意

新年祝賀会の様子 JA松本ハイランドは新年祝賀会を松本市南松本のグリンパルで開き、管内2市5村の行政関係者やJA組織代表者、役員ら186人が出席した。同JAは9月で発足20年を迎える。
伊藤茂組合長は「今年はリンゴの新わい化栽培の導入による産地の再生に力を入れるなど、地域の特徴を生かしたもうかる農業を展開し、真に豊かな農業産地を目指す」と新年の抱負を述べた。

女性参画を推進、活躍の場もっと

次年度への改善点を話す参加者 JA松本ハイランドの女性理事や女性部、くらしの専門委員会、若妻大学OB会、夢あわせの会、生活指導普及員、女性職員代表で構成される女性参画センター運営会議は、松本市のJAグリンパルで今年度の活動内容を振り返り、来年度への取り組みを協議した。
地元や県外の量販店へ出向き、JA産農産物のPRと販売を行った「美味(おい)しさとどけ隊」では、「現地スタッフへの商品説明が足りなかったため、お客への対応が甘かった」「経験者と初心者がペアになれば効率よくPRできるのではないか」などの反省が上がった。他にも、食の安全・安心と地産地消を広く地域に情報発信する食のイベント「よい食パク博」や、組合員を対象に男女共同参画への理解促進を目的に開いたセミナーについても協議した。
島田貴美子委員長は「生産部会の中に女性部を立ち上げるなど、仲間と協力してさまざまな分野から女性参画センターを盛り上げていきたい」と話した。

セルリー苗、農家へ配布始まる、5月下旬に出荷

配布されたセルリーの苗を車に積み込む生産者 JA松本ハイランドは、松本市芳川の園芸育苗センターで今年初となるセルリーの苗配布を行った。生産者は自宅のハウスに仮植えし、1ヵ月ほど育ててから定植する。
今回配布した苗は昨年の12月6日に種まきをしたもので、5月下旬に出荷を予定。苗は2月中旬にかけて順次生産者に配布する。
10年前からセルリー栽培を行い、今回2600本の苗を受け取った平林一徳さん(61)は「昨年は震災による風評被害などの影響も少なく、価格は安定していた。今年も管理を徹底し、植え付けた苗を全量出荷できるように頑張りたい」と話した。
長野県はセルリーの出荷量が日本一で、同JAは県内の14%に当たる約14万ケース(1ケース10キロ)を全国の市場へ出荷している。同育苗センターではレタス苗の配布も始まり、来月には、ネギの苗配布も始まる。

縁起だるまと干支貯金箱進呈

着物姿の会員が来店者にお茶を振る舞った JA松本ハイランドは、新年に20万円以上を貯金した利用者に縁起物のだるまと干支(えと)の貯金箱を進呈した。同JA芳川支所では、来店者に抹茶を振る舞った。

温かたまごスープ、初営業で振る舞う

地元産卵の売り場で客にスープが振る舞われた(4日、長野県山形村のファーマーズガーデンやまがた店で) JA松本ハイランド直営の農産物直売所「ファーマーズガーデン」各店は4日、「新春初売特売市」を行い、小松菜やホウレンソウ、リンゴやナガイモを特別価格で販売した。地元産の卵を使ったスタッフ手製の「たまごスープ」が振る舞われ、来店者は「あったまっておいしいね」などと話しながら味わっていた。
山形村のやまがた店の百瀬敦夫店長は「今年も地元の農産物を通じて、生産者と消費者が互いに楽しめる店舗づくりをしていきたい」と話した。