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2011年11月[ハイランドニュース]

産官学と連携、農業を発展へ

参与会の様子 JA松本ハイランドは松本市南松本のJA本所で、JA内部だけでなく、産官学などそれぞれの立場からJA運営や農業に対する提言を求めるための参与会を開いた。参与からは「観光客の農産物をPRできる事業をJAと展開していきたい」「産官学が連携し、農家にメリットのあるイベントを企画してはどうか」など、活発な提言が出された。
参与会は民間企業や教育機関、行政などの学識経験者で構成され、今年度の参与は18人。この日はJAが2012年度の農業振興方針などを説明して意見を交わした。JAの伊藤茂組合長は「提言や意見を生かし、JA事業の発展に向けて取り組みたい」と話した。

贈答コーナー人気

生産者が店頭に立って対面販売した収穫祭 JA松本ハイランドは12日から27日までの土・日・祝日に農産物大収穫祭をファーマーズガーデン4店舗で開いている。旬のナガイモやリンゴ、越冬野菜などを求める客でにぎわっている。
ファーマーズガーデンやまがた店は「サンふじ・長いも祭り」を開催。特設の贈答コーナーでは、知人や親類にリンゴやナガイモを贈ろうと、宅配用の伝票を書く人の列ができた。
生産者が店頭に立ち、威勢のいい掛け声で販売した他、牛肉、豚肉などの試食販売にも人気が集まった。同JA女性部は、新米にナガイモを掛けた「とろろ掛けご飯」を担当。無料で配布した他、地元野菜をふんだんに使った「すいとん」も販売、2日間で1000食分を完売した。

テレビ番組収録、ナガイモ語る

テレビの番組収録でナガイモの栽培や農業への思いを語った中村さん(右) 全国各地の農業生産者を取り上げる日本テレビ系列の番組「アグリンの家」の収録が24日、山形村のナガイモ畑で行われた。タレントの蒼れいなさんが、JA松本ハイランド青年部山形支部の中村太一さん(26)の畑で収穫を体験し、中村さんからナガイモができるまでの話を聞いた。
番組は、農業生産者のドキュメントと、蒼さんが演じる双子姉妹のドラマを重ねて、「育てるこだわり」や「受け継いだ先人の知恵」などをテーマに毎回1話のストーリーに仕立てられている。
放送は、関東地域が毎週木曜日の午後9時54分から、関西地域は毎週火曜日の午後8時54分から、BS日テレでは毎週日曜日の午前10時54分から放送している。
今回収録したナガイモ編は、12月15日に放送予定だ。

野菜販売 成果を、丁寧な出荷徹底

販売実績の報告に耳を傾ける出席者 JA松本ハイランドの朝日支所野菜委員会は17日、朝日村の朝日中央公民館で野菜生産販売実績検討会を開き、生産者ら170人が出席した。今年度の生産販売を振り返るとともに、来年度に向けた生産販売方針を協議した。
今年度は震災によって野菜類の消費が落ち込み、販売価格は低迷していたものの、朝日地区は高価格で推移した9月中・下旬に一定量の出荷があり、市場からも高い評価を受けた。
委員会の上條典泰委員長は「福島第1原子力発電所の事故による放射能の風評被害が心配されたが、生産者の努力のおかげで昨年と同程度の売り上げを達成できた。来年度も丁寧な出荷と出荷量の確保を心掛け、朝日地区を全国的に見ても目立つ産地にしていきたい」と話した。また、検討会後は情報交換を行った。

保育園に子牛登場

緊張した様子で子牛に触れる園児 長野県のJA松本ハイランド青年部和田支部は、子牛とポニーを連れて松本市和田の和田保育園を訪れた。家畜との触れ合いを通じて、命の尊さや地域の農業に関心を持ってもらおうと企画した。部員やJA職員が説明する牛の生態や飼育の話にも、園児たちは興味深そうに耳を傾けていた。
園児らは、聴診器を使って子牛の心音を聞いた。子牛がミルクを飲む姿を観察し、生命の力強さを実感した。JA職員から「牛は1日にバケツ12杯の水を飲むんだよ」という説明を聞くと、驚きの声を上げていた。
園児には、地元産のニンジンやネギ、牛乳をプレゼントした他、青年部員が牛乳パックを使った帽子作りを教えた。給食も食卓を並べ、一緒に味わった。農業によりいっそう興味を持ってもらうため、農家が日頃作業で使っているトラクターの展示も行った。
同青年部支部長の宮島元治さん(41)は「地元でおいしい野菜や牛乳が作られていることを知り、食や農業に興味を持ってほしい」と話した。

カーネ質向上へ、圃場で技術視察

カーネーションの品質向上にむけ栽培方法を確認する参加者 県園芸作物生産振興協議会は、JA松本ハイランド管内で、カーネーション栽培を行う生産圃場(ほじょう)の視察と品質向上に向けた情報交換会を開いた。県内JAの担当者や南信ハウスカーネーション組合の組合員など60人が出席した。
視察が行われたのは同JA花き部会部会長である村上正一さんの圃場。ブライダルシーズンなど消費者の需要が高まる秋に出荷を合わせるため、伸びてきた芽を折る「ピンチ」という作業で開花を遅らせる技術などを視察した。
情報交換会では、鮮度保持剤の試験結果や病害虫の防除方法、夏場の高温対策などについての発表が行われた。
振興協議会は年に1回カーネーション栽培の情報交換会を行い、営農技術と品質の向上を目指している。

店頭でセルリーPR

セルリーの生産者が店頭に立って行った販売会 松本ハイランド、松本市、あづみの3JAの生産者で構成する松本洋菜部会と洋菜後継者の会は、JA松本ハイランド葉洋菜部会と共催で、セルリーの販売会をJA松本ハイランド直営の農産物直売所「ファーマーズガーデン」全4店舗で行った。生産者が自ら店頭に立って消費者へ自慢のセルリーをPRした。
昨年に続き2回目で、今回の責任者、百瀬弘さんは「継続的にやらなければ地域へ浸透していかない。生産者の思いを消費者へ届けられるいい機会だ」と話した。
4店舗それぞれに特設ブースを設け、生産者がセルリーのおいしさを伝えながら、JA松本ハイランド女性部が考案したセルリー「カレー風味漬け」などの試食品とレシピを用意。来店者に「おいしいですよ」「セルリーの苦手な人も驚くほど食べられるよ」などと話し掛けながら販売した。

セルリー産地、リレー円滑に

静岡県・長野県合同セルリー出荷調整会議の様子 JA全農長野は、静岡県・長野県合同セルリー出荷調整会議を松本市で開いた。セルリーは11月中旬に長野県産と静岡県産の出荷量が逆転することから、産地リレーがスムーズに行えるよう、出荷計画などを話し合った。
会議にはJA松本ハイランドやJAあづみ、JA松本市の生産者で構成する松本洋菜部会、JA信州諏訪野菜専門委員会と、静岡県側から浜松洋菜セルリー共販幹事会やJA静岡県経済連の関係者が出席した。静岡県JAとぴあ浜松営農販売部の渥美保広部長は「両県の協調と信頼で、生産や販売、調整を重ね、お互いバトンを渡しながら強い販売ができるよう努力していこう」と呼び掛けた。
会議では、長野県産セルリーの販売実績や経過、両県の生育状況と出荷計画、出荷調整と販売対策について協議。今年度は11月20日から産地の切り替えを行うことを決めた。暑さが苦手なセルリーは、長野県の涼しい気候を生かし、夏場は同県が出荷量日本一。一方、冬場は静岡県が日本一の産地となっている。

地元産高級ブドウ使用、「黄華」ワイン発売、気品のある香り、上品な甘さ

次々とラベルが貼られていく「黄華」で仕込んだワイン 長野県のJA松本ハイランドやブドウ農家が出資する松本市の「ぶどうの郷山辺」の山辺ワイナリーで、松本市生まれのブドウ「黄華」を使ったワインが完成した。
同JA黄華研究会の依頼を受けて2年前に醸造がスタート。試作品の評価は高く、今年初めて商品化した。同ワイナリーでは「酸味と甘味のバランスがよく、果実が持つ本来の甘さが楽しめる仕上がり」と話す。
黄華ワインは限定1000本で1本1890円。12、13の両日、同ワイナリーの新酒まつりで販売している。
「黄華」は、皮ごと食べられる黄白色で粒の大きな高級種。「マスカット」に似た気品のある香りと上品で“キレ”のある甘さが特徴だ。

リンゴオーナー収穫体験

真っ赤に実ったリンゴの収穫を楽しむオーナー 長野県のJA松本ハイランドが行う2つのリンゴオーナー制度の収穫が始まった。松本市農林業まつりの事業の一環である「アルプスりんごオーナー」は今年で25年目。松本市寿、今井地区の計12のリンゴ園で、オーナー1000家族が13日まで収穫を楽しむ。
東京都足立区から息子夫妻ら3家族と来園した松本敏明さん(61)は「オーナーは今年で2年目。お店で売っているものではなく、木になっている自然な姿のリンゴを子どもたちに見せてあげることができて良かった。また来年も参加したい」と話した。
今年で12年目を迎える「波田地区りんごオーナー」では、380家族が収穫に参加する。両オーナー制度ともにオーナー料は木1本2万円で、木の管理は園主が行う。都市在住の消費者に人気が高く、毎年参加を希望するリピーター(再来訪者)が多い。

ナガイモ収穫開始

次々と掘り出されるナガイモ JA松本ハイランド根菜部会は、山形村を中心に松本市今井や池田地区でナガイモの秋堀りを進めている。今年は植え付け後の低温や、夏場の集中豪雨の影響で生育が心配されたが、肥大は平年並み。大池栄吾部会長は「寒い冬を乗り切るためにも、消費者においしいナガイモを届けたい」と話す。
年内の目標出荷量は16万1000ケース(1ケース10キロ)で、12月28日まで掘り取り作業を行う。秋堀りのナガイモは贈答品として人気が高く、県内外の市場に出荷される他、JA直売所やAコープなどで販売する。

ふるさと危機、TPP反対、阻止に向け一致団結

多くの参加者が集まりTPP反対に団結した集会 JA松本ハイランドとJA農政協議会は6日、松本市の信州スカイパークやまびこドームで、TPP交渉参加断固反対総決起集会を開いた。国会議員や県議会議員、市町村長や生産者ら500人が参加した。伊藤茂組合長(同協議会長)は「社会の共通資本としての農の営みを大切にしながら、国民の健全な食生活を守り、この美しい景観や環境を守るため、TPP交渉参加反対に一致団結して取り組もう」と呼び掛けた。
大会では、将来にわたり営農が続けられ、安心して暮らせる社会を守るためにTPP交渉参加に断固反対する決議を行い、全会一致で採択した。
来賓あいさつで、参議院の若林健太議員は「ようやくここへきて医療関係者や消費者団体など、さまざまな領域からTPPへの不安の声が上がりはじめた。交渉は24項目にわたり、日本社会を根こそぎ変えてしまう内容だ」と指摘。長野県議会議員で自民党県議団の本郷一彦団長は「TPPは日米FTAともいえる。韓国の農業は今、米韓FATで、ものすごく疲弊している。TPPには絶対に参加してはいけない」と述べた。

農産物検査法違反に伴う改善命令について

 松本ハイランド農業協同組合(以下、当組合)は、農産物検査における不適切な手続きに関して、本日、農林水産大臣から農産物検査法第23条に基づく改善命令を受けました。
 組合員、利用者ならびに関係各位に多大なご心配をおかけする事態となり、深くお詫び申し上げます。
 当組合は、事案の発生を受けて、農産物検査業務の改善並びに管理体制の強化に取り組んでまいりましたが、今回の改善命令を厳粛に受け止め、今後、二度とこのような事案が起こらないよう、速やかに改善命令に基づく改善計画を策定し、実施して参ります。
 また、全役職員一体となって組合員・利用者皆様からの信頼と期待に応えられるJAづくりをすすめてまいります。

平成23年11月4日
松本ハイランド農業協同組合


<この件に関するお問い合わせ先>
 総務企画部 リスク統括課 フリーダイヤル 0120‐223‐308
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